年表
紀元前3000年
原産地は中央アメリカで、この頃にはすでに栽培されていた。
紀元前2000年
この頃には、南アメリカに伝わったとされる。
16世紀
この頃、コロンブスによりスペインに持ち込まれ、ヨーロッパ・アフリカに伝わった。
1602年(慶長7年)
この年、中国より日本に導入
琉球の野国総管が、中国より救荒作物として持ち帰ったという記録がある。
1615年(慶長20年/元和元年)
この年、三浦按針が長崎に伝える
イギリス人の三浦按針(ウィリアム・アダムス)が平戸に持ち込んだとされる。
この後、沖縄や九州の一部で広がる
1705年(宝永2年)
この頃から、本格的な普及が始まる
薩摩の漁夫・前田利右衛門が琉球からさつまいもを持ち帰り、山川町で普及させ、本格的な普及が始まったとされる。
1735年(享保20年)
青木昆陽がさつまいも栽培に成功
飢饉対策として、青木昆陽が川越で栽培に成功
これ以降、川越とその周辺で採れるさつまいもは味がよいと有名になった。
明治時代
この頃、木崎村の農家が変異種を発見(「紅赤」の始まり)
埼玉県の伝統野菜である「川越さつまいも(紅赤)」は、この頃、木崎村(現:さいたま市)の農家・山田イチが発見。
1998年(平成10年)
鹿児島県で「安納いも」が登録
太平洋戦争後、南方の国から兵士が持ち帰った苗を、種子島の安納地区で栽培したのが、「安納いも」の原種だといわれる。
その後、鹿児島県の農業試験場で改良・育成され、この年、「安納いも」として登録。
参考
小崎格他監修「花図鑑 野菜+果物」
柳原一成『近茶流宗家 柳原一成が選ぶ 日本の伝統野菜』
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