植物工場

年表

1957年(昭和32年)

この年、デンマークのクリステンセン農場でスプラウトの一貫生産が行われる

植物工場の嚆矢と言われるが、現在でいえば、高度な園芸施設。


1960年代

オーストリアのルスナー社が立体式の自動植物工場を開発
ゼネラルエレクトリック社が完全制御型植物工場を研究


1970年代

ゼネラルフーズ社、ゼネラルミルズ社、ファイトフォーム社なども完全制御型植物工場を研究

しかし、採算が合わず、1990年代前半には撤退


1974年(昭和49年)

この年、日立製作所中央研究所が完全制御型植物工場の研究を開始

日本で初めての完全制御型植物工場


1980年代前半

この頃、海洋牧場社が静岡にカイワレ生産工場を作る

太陽光利用型であるが、実用化された植物工場の草分け
これによりカイワレは、露地栽培ではなく急速に工場生産となる。


1983年(昭和58年)

この年、静岡の三浦農園が完全制御型植物工場を実用化

日本で初めての完全制御型植物工場の実用化。
採算性はギリギリであったが、10年近く生産が続けられる。


1985年(昭和60年)

この年、つくば万博で植物工場のモデルが展示
この年、デモ用だが、初めて店舗での植物工場設置

千葉のショッピングセンター「ららぽーと」で「バイオフォーム」が作られる。
あくまでもデモ用で採算は無視されたが、野菜売場の奥に20坪程度の植物工場が作られ、毎日100株ほどのレタスを生産、販売された。


1980年代後半

この頃から、植物工場の装置が製造・販売されるようになる


1987年(昭和62年)

5月 世界で初めて「植物工場システム展」開催

日本工業新聞主催で、東京晴海の国際見本市会場で開催


1989年(平成元年)

4月 「日本植物工場学会」設立


2007年(平成19年)

1月 「日本生物環境工学会」設立

日本植物工場学会と日本生物環境調節学会が統合


2009年(平成21年)

1月16日 農林水産省・経済産業省が、農商工連携研究会に「植物工場ワーキンググループ」設置
11月26日 農林水産省・経済産業省「植物工場の事例集」発表

  農林水産省・経済産業省「植物工場の事例集」


2010年代

この頃から、日本各地で植物工場が多く作られるようになる。


参考

  高辻正基『完全制御型植物工場

  (株)みらい「植物工場の歴史」

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