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紙

  かみ
飛鳥時代~

木材などの繊維を絡ませ、薄く成形した素材



年表

紀元前300年頃

エジプトで、パピルス草という植物の茎を薄く切って、絵や文字を記録。
(ただし、製法が異なり、一般的な紙とは異なる)


前漢時代(紀元前206年~8年)

中国・前漢時代の遺跡から麻の繊維で作られたものが発見(世界最古の紙)


2世紀前半

後漢の宦官・蔡倫が紙の製造技術を改良。
麻製品の廃品や樹皮などを使い、筆記に適した紙を完成させる。
「蔡候紙」と呼ばれ、その後、シルクロードを通り、イスラムやヨーロッパに伝わったとされる。


610年(推古天皇18年)

高麗から来た僧・曇徴が日本に紙の製法を伝えたとされる

また、600年頃、聖徳太子が日本在来の楮(こうぞ)の栽培と製紙を推奨し、4種の楮紙を作ったとも言われる。

なお、年代が分かっている最古の紙は、奈良の正倉院に伝わるもので、700年頃に美濃・筑前・豊前で、戸籍を記録すらために使用されていた和紙。

ただ紙は貴重品で、平城京でも一般的な記録には木簡を使用。


758年

サマルカンドで世界最初の製紙工場が作られる。


奈良時代

この頃から平安時代にかけて、「流し漉き」が開発される

「ネリ」という植物の粘液を繊維原料に混ぜるという方法。
これにより、均質な和紙ができるようになる。


平安時代

官営の製紙工場である紙屋院が平安京に設置

この和紙は「紙屋紙」と呼ばれ、上質な紙として好まれた(ただまだまだ、貴重品で一般庶民は手に入らなかった)

その後、紙屋院は、越後以南の40か国に設置される。


平安時代末期

「漉き返し紙」が生産されるようになる

原料が集まりにくくなったため、使用済みの紙を原料とした「漉き返し紙」が生産されるようになる(現在でいえば、再生紙)。


1450年頃

グーテンベルグが活版印刷技術を改良


江戸時代

和紙が庶民の手に渡るようになり、ふすま・障子・扇子・傘・提灯など、和紙が江戸の伝統文化として花咲く。

また諸藩では、自国の産業育成のため、紙の生産も行われ、様々な紙の種類が生まれる。


1798年

フランスのルイ・ロベールが手漉きから、連続して紙を作る機械を発明し、特許を取得


1808年

イギリスの資産家フォードリニア兄弟が、ルイ・ロベールから特許を購入し、改良(近代製紙の始まり)


1840年

ドイツで初めて木材からパルプを作ることに成功


1856年

イギリスのエドワード・チャールズとエドワード・ハリスの兄弟が、波上に折ったボール紙を開発(段ボールの始まり)
ただ、包装用ではなく、シルクハットの通風・汗取り用に使用された。


1870年代

この頃、ガラス瓶やランプのホヤを包む緩衝材として、段ボールが、包装と使用されるようになる(ただ、片面段ボール)。


1874年(明治7年)

イギリスの機械と指導により、日本で最初の洋紙生産が行われる


1879年(明治12年)

この頃には、日本で7つの洋紙工場が操業を開始している

ただこの当時の原料は、ボロ布。


1887年(明治20年)

イギリスからの技術導入で、板紙(ボール紙)の生産が始まる

東京板紙会社千住工場で開始


1889年(明治22年)

日本で、木材パルプを作った洋紙が始まる


1909年(明治42年)

日本で、井上貞治郎により、段ボールの国産化に成功

なお、「段ボール」という名称は、このとき命名されたもの。


1950年(昭和25年)

この頃から、日本で、広葉樹をパルプ原料とする技術が確立

パルプ原料として針葉樹が一般であったが、日本では針葉樹が少ないため、広葉樹をパルプ原料とする技術が確立されていった。
この結果、広葉樹にも利点があることが分かり、その後、世界中でパルプ原料について広葉樹に変更されつつある。


参考

favicon-book王子製紙編著『紙の知識100





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