いちご

概要

バラ科の果物(果物的野菜)で、果物の中でも人気のある農作物である。
江戸時代末期に日本に導入され広まっていったが、近年は、栃木県や福岡県などで開発競争が起こっている果物でもある。


年表

18世紀中頃

この頃、北アメリカのバージニアイチゴ種と南米のチリイチゴ種がオランダで自然交雑し、栽培種が作出される

原産地としては、北アメリカや南アメリカ・チリであるが、栽培種がこの頃、作り出される。


江戸時代末期

この頃、日本に導入される

いちご自体は、日本でも野いちごがあり、「いちびこ」という名で「日本書紀」や日本最古の辞典「新撰字鏡」でも登場している。
ただこの頃、上記の栽培種が「オランダイチゴ」として導入された。


明治時代

この頃から、日本でも栽培が始まる

明治時代後期には、「福羽」「石垣いちご」などの品種が育成される


1984年(昭和59年)

この年、福岡県の野菜試験場久留米支場で育成された「とよのか」が品種登録

「ひみこ」と「はるのか」を交配し、選抜・育成したもの。


1985年(昭和60年)

この年、栃木県農業試験場で育成された「女峰」が品種登録

福岡の「とよのか」に対抗するため、麗紅に変わる品種として、「はるのか」「ダーナー」「麗紅」を交配したもの。


1992年(平成4年)

この年、静岡市の萩原章弘が「章姫」を品種登録

「女峰」と「久能早生」を交配したもの。


1996年(平成8年)

この年、栃木県農業試験場で育成された「とちおとめ」が品種登録

「とよのか」「女峰」「栃の峰」を交配したもの。


2001年(平成13年)

この年、佐賀県で育成された「さがのほか」が品種登録

「大錦」と「とよのか」を交配したもの。


2002年(平成14年)

この年、静岡県で育成された「紅ほっぺ」が品種登録

「章姫」と「さちのか」を交配したもの。


2003年(平成15年)

この年、福岡県農業総合試験場園芸研究所で育成された「福岡S6号」(あまおう)が品種登録


2011年(平成23年)

11月15日 「栃木i27号」(スカイベリー)が品種登録

とちおとめの後継として栃木県で開発された品種。


参考

  小崎格他監修「花図鑑 野菜+果物

favicon-book成瀬宇平「47都道府県・地野菜/伝統野菜百科

  JAとちぎ「日本のプレミアムいちご「スカイベリー」公式サイト

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